おでこが出っ張ってきたら注意

頭皮はちゃんと動いたでしょうか。
次にもうひとつ、チェック方法をご紹介しましょう。
鏡を見るときは、たいてい、正面から見ると思います。
自分の顔を真横から見ることはほとんどないと思います。
「ひたいタイプ」の「帽状腱膜型ハゲ」の場合、その前兆として、おでこが広く、ちょっと出っ張っているように見えてくることがあります。
そして、そのひたいの生えぎわを触ってみると、石のように固く、張ってきています。
こういう方は、まぎれもなくハゲ予備軍と言ってよいでしょう。
気になる方は、ご自分のおでこに変化が起きているかどうか、観察してください。
三面鏡がないようでしたら、鏡の前に行きもうひとつ手鏡を使って観察してみてください。
それから、頭頂部がとんがっている人ほどハゲやすい、という傾向もあります。
また、頭頂部が水平な人ほど、頭皮がしっかりしていて、弾力性を保っているようです。

一線を越えると一気に加速する
ハゲていく過程で、ある一線を越したら一気に加速するという秘密のポイントがあります。
その秘密ポイントは、”頭のてっぺんの一点”百会(ひゃくえ)のツボです。
「帽状腱膜型ハゲ」にしろ、「瘀血(おけつ)型ハゲ」にしろ、脱毛がこの「百会のツボ」を過ぎて伸びてきたら、あとは一気にハゲが進行してしまうということです。
まず「帽状腱膜型ハゲ」の場合は、ひたいの生えぎわから始まって”登山”が始まり、百会のツボに達したらあとは一気です。
「瘀血(おけつ)型ハゲ」の場合は逆に、頭頂部周辺に始まった脱毛が百会のツボまで下りてきたら、やはり一気です。
その期間は、わずか三年です。
加速度的にハゲが進行していきます。
そしてこのスピードは、年齢に比例します。
若い人ほど早いのです。
二五~二六歳の人なら、三○歳までには完全にハゲます。
ただし,条件つきです。
それは、なんの手入れもしない場合です。
酒はたくさん飲む、辛いものをたくさん食べる..…。髪の手入れはそこそこ、睡眠不足…。
こんな不摂生を続けている人は、はっきり言ってハゲないわけがありません。

髮は細くて少ないほうが長持ちする
私たち人間の髪の毛は、色や太さなど、人それぞれに微妙な違いがあります。
でも色は色素の問題ですし、髪の毛一本一本の太さや細さも、脱毛やハゲとは全く関係あません。
髪の色でハゲ方が違うかというと、そんなことはないのです。
ただ、生まれつき黒い髪の毛の人が茶髪になってきたり、茶髪が白っぽくなってきたりしたときは要注意です。
これはハゲへの一里塚。
注意しなければなりません。
次は髪の太さです。
これも生まれつきの太い細いは関係ありません。
「私の髪の毛、生まれつき細くてなんか弱々しい気がする..…」などと気にする必要はないのです。
その点で言えば、むしろ髪の毛が細くて少ない人のほうが、髪の毛は元気です。
トシをとっても、あまり減ることがありません。
少ない割に長持ちするのです。
逆に毛の太い人、濃い人のほうがハゲてくる可能性が高いのです。
ここで、ご注意申し上げたいのは、太い髪の毛が急に細くなってきたり、細い髪の毛が短く抜け始める……といった変化のことです。
これは頭皮が送る髪の異常のシグナルです。
髪が弱ってきた兆候です。
髪の毛の太さ、色、質が変化するのが一番、危ないのです。
そのほか、「髪の伸びがなんとなく遅くなったな」と自覚できるときは、頭皮が弱り出したサインと思ってよいでしょう。

前髪が弱るのはよくない兆候
若い人でも、最近は髪の弱った人を多く見かけます。
髪はフサフサとし、顔色もよく、肌にハリがあり、一見したところでは、ハッラッとした青年そのものなのですが、よく見るとすでに、髪が弱り始めている人がいるのです。
二〇代後半で肌にハリがあり、髪の毛もフサフサとして、ハゲの心配など一切ないように見えることも。
しかし、若い人の髪の弱り始めに、特有のサインが出ていることがあります。
ズバリ、それは前髪です。
若い人の髪の弱りは、他の部分は大丈夫なのに前髪だけが一見して弱々しく見えることで発見できるのです。
つまりカサついていて、弾力性がなくなってしまうのです。
それは若い人の場合、前頭部の瘀血(おけつ)が最初の兆しになることが多いからです。
若い方はぜひ、ご自分でも、前髪を触ってみてカサカサしてないか、ペタンと弾力性がなくなってないかを調べてください。
若い人は前髪がハゲの最初の兆候になるのです。

くせ毛か直毛かより、大事なのは髪の「張り」
「くせ毛の人と、直毛の人とどっちがハゲるんだ?」と疑問をもつ人もいます。
この、くせ毛か直毛かということが、ハゲと深いつながりがあると思えるのでしょう。
しかし、そんなことどうでもいいのです。
ただひとつ注意すべきは、”髪の張り”があるかどうかということなのです。
ここで言う張りというのは、髪の毛の弾力性、つまり復元力と考えてください。
髪の毛が細いとか太い、天然ウェーブだとか縮れっ毛といった髪の性質とは関係がありません。
それぞれの髪質の中で、張りのある髪の毛と張りのない髪の毛があるのです。
たとえば髪の毛がやわらかい人の場合は、髪の毛を軽くなでつけてもふっくらとハネ返ってくるようなら大丈夫です。
でもなでつけたままペタンと寝てしまう、復元する勢いの弱い髪の毛は心配です。
髪の毛が太い人の場合は、髪をなでつけるとポキッと折れてしまいそうな人がいます。
剛毛の人はなおさら要注意です。
私たちの髪の毛の健康度を見る場合、このように大事なポイントになるのが髪の毛の弾力性です。
髪に弾力さえあれば、くせ毛だろうが直毛だろうが、あるいは髪の一本一本が太かろうが細かろうが、やわらかかろうが、少なかろうが関係ありません。
指で押すと髪の毛が押し返してくるような張り……。それが理想的です。
若い人の場合、この変化が前髪にまっ先に出やすいのです。

抜けてしまう白髪、心配ない白髪
白髪はたいてい側頭部から始まるというパターンを持っています。
そして子供の白髪やいわゆる若白髪は、やはり遺伝によるケースが多いようです。
問題は、その白髪がハゲにつながるかどうかということです。
それには、白髪の生えてきた場所が頭のどの部分かを確認すればイッパッです。
もしあなたの白髪が、側頭部やおでこの生えぎわからポツポツと出始めたら、まずハゲにつながる心配はないと思ってよいでしょう。
白髪だけで終わり、ハゲにはつながっていかないからです。
言ってみれば、よい白髪です。
これは遺伝性の、または、トシをとれば誰にでも生えてくる年齢的な白髪だからです。
一方、頭のてっぺんから白髪が出始めたら要注意です。
これはハゲに直結する心配があります。
これは悪い白髪です。
白髪の根本で瘀血が始まっており、ハゲの前段症状と考えられるからです。
そこでひとつご注意があります。
それは、どっちにしろ白髪は抜かないほうがいいということです。
瘀血性の白髪の場合は、一時的に抜け毛を生じたり髪の質が悪くなっても、血液循環の復活に伴って再び黒くなる可能性が高いからです。
つまり毛根がまだ死んでいません。
抜け毛となって落ちてしまったものは結構ですが、まだ頭皮にしっかりとくっついている白髪を抜くことは、髪の毛の成長源である毛包自体を傷つけてしまうことになります。
ましてや、「オシャレのために……」といって、まだ先端部しか白くなっていなくて、根元のほうは黒い半白髪まで抜いてしまうのは厳禁です。
白髪をとりますか?
ハゲを選びますか?
白髪だっていいではありませんか。
問題はその白髪がハゲにつながるかどうか――なのです。

寝グセがつくなら安心だ。
よく、髪の毛の寝グセをつけたまま電車に乗っている人がいます。
若くて元気な人はど寝グセが多いのです。
一般的にいえば、トシをとるにしたがって寝グセはつきにくくなります。
なぜ若い人の髪に寝グセがつきやすいかというと、それは髪の毛に弾力性とコシがあるからです。
トシをとってきて、髪が弱ってくると、髪のコシがなくなりフニャフニャとやわらかくなってしまいます。
そのためいくら寝グセをつけようとしても、クセがつかずに、すぐに、いつもの髪の流れにベタンと戻ってしまうのです。
いままで、寝グセのひどかった人が、急に寝グセがつかなくなったら、要注意なのです。

意外や意外、大丈夫な人ほど脂ぎっている
健康な髪の毛は、ひと目見ただけでも、青竹のような張りとツヤ(光沢)が感じられます。
逆に不健康な髪の毛は、カサついて見えます。
次に髪の毛に触わってみます。
健康な髪の毛は、指の通りがなめらかで、ツルツルした感じがします。
つまり、指への当たりがすごくいいのです。
その点、不健康な髪の毛は、指をクシ代わりに通そうとしても指が引っ掛かってギシギシときしみます。
毛先もパサパサです。
こういう髪の毛は要注意です。
髪に脂分が不足しているのです。
「なあんだ、脂分のことだったら、ベトベトしてなくて、サッパリしていて清潔なほうがいいではないか」とお思いになると思います。
テレビのCMを見ても、「髪サラサラ!」という宣伝文句がくり返し流れています。
「脂ぎっている」「テカテカ」は、いま、一番嫌われるようですが、この脂分を無視してはいけません。
ハゲている人、薄くなりかけた人の髪の触り心地は、決まってパサパサで脂分が不足しているのです。
それでは、正常な脂分とは、どの程度のことをいうのでしょう。
脂分がありすぎるのも確かに考えものです。
そこで、一定の目安をご説明します。
シャンプーから二日目で少し脂っぽく感じ、三日目でベタベタするくらいの脂分の出方が正常と考えてよいでしょう。
くり返しになりますが脂っぽいことを気にするより、脂分が出なくなり、パサパサしてくることに、注意してください。

髪がしぶとい人は腹で息をしている
お腹の動きを見ただけで、その人の髪の毛の将来が見えることがあります。
横になっていただくと、呼吸の度に、お腹が膨らんだり、しぼんだりする人と、胸が膨らんだりしぼんだりする方の二通りがいます。
ただこれだけだったら、たいしたことはありませんが、なんと、これが髪の毛と、とても関連性があるのです。

1)腹で息をする人は髪が強い
この呼吸の度にお腹が動くお客様の髪の毛はとても立派で、将来的にも、ハゲてくるようなことはほとんどないのです。
これがいわゆる腹式呼吸です。
七〇歳になる人でも、この腹式呼吸を自然と身につけている方は現在も頭だけは黒々としていることが珍しくありません。
頭皮も青白く、健康そのものです。
ハゲは遺伝ばかりではありません。
血行不良によって起こるハゲがあります。
親が健康な髪でも、生活ぶりによってハゲになる人がいます。
腹式呼吸を実践されている人は、フサフサの髪の毛の持ち主が多いということです。
腹式呼吸はからだにたいへんいいものです。
腹式呼吸による腹筋の緊張が自然とよい姿勢をつくり、肌の美容や、そして髪の毛にもいい影響を与えるのだと思います。
腹式呼吸を日常的に行なっている人の髪の毛がフサフサ……の秘密がここにあったのです。
腹式呼吸というと難しいとお思いでしょうが、すぐわかってもらえるやり方を、ここで公開しましょう。

①仰向けになり、右手を胸の中央に、左手を腹の上に置きます。その姿勢で口を閉じ、鼻で深く吸い、お腹をできるだけ膨らませます。
②次に口をすぼめ、ゆっくり細く息を吐き出し、左手で腹を上のほうに押し上げます。
③これと同じことを、脇を下にして横に寝た姿勢でも行ないます。さらに頭部を低くして、腹に砂袋のようなものを乗せてやっても効果的でしょう。
④これができるようになったら、次に椅子に座った状態で、また歩きながらでもできるようにトレーニングをします。

意識はしなくても、息を吸ったときには、お腹が膨らみ、そして吐くときにはしぼむようになればいいのです。

◆髪を丈夫にする呼吸のしかた
① 右手を胸の中央に, 左手を腹の上に置く。鼻で深く息を吸いながらお腹をふくらませる
②口をすぼめゆっくり息を吐く。お腹を左手で上に押し上げるように
③ ①と②ができたら、横に寝た姿勢でも同じことができるようにしましょう

親のハゲが遺伝しない人の共通項
ハゲと遺伝の関係についてお話しします。
ハゲには大別して二つのパターンがあります。
「てっぺんタイプ」と「ひたいタイプ」です。
「てっぺんタイプ」は、頭のてっぺん部分からハゲ始めて広がっていく特徴を持っていて、これを「瘀血(おけつ)型ハゲ」と言います。
「ひたいタイプ」は、ひたいの生えぎわからハゲが広がっていく特徴があり、これを『帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)型ハゲ」と称します。
そして、「てっぺんタイプ」は遺伝しません。
「てっぺんタイプ」のハゲになる人は、例外なく強烈なストレスに見舞われている人や、睡眠不足、暴飲暴食など、日常生活に欠陥を持っています。
そのため頭皮への新鮮な血液循環が不足し、よくなった血液がよどんでしまっているのです。
あなたの親が、頭のてっぺんからハゲている、典型的な「瘀血型ハゲ』であれば遺伝しません。
頭皮が赤茶けているのは、頭皮の酸欠の始まりで、明らかに「於血型ハゲ』の特徴です。
そのため髪の毛は弱々しく、薄さが目立っていました。若ハゲ寸前です。

父親が生えぎわからハゲ上がるタイプ(帽状腱膜型)でなかったら、あなたはひと安心です。
なぜなら、頭頂部からハゲ始める『於血型ハゲ」なら遺伝しないからです。
ところが多くのみなさんが、「帽状腱膜型」と「於血型』をいっしょくたにお考えになっているようです。
父親がハゲているというだけで、おびえている人がいます。
もっとひどい心配性の人は、父親は髪の毛が黒々フサフサしているのに、祖父が薄毛だというので気に病んでいます。
ハゲと遺伝は必ずしもイコールではないのです。
お父さんは髪の毛フサフサでも、息子さんがハゲるケースはいっぱいあります。
遺伝するハゲは、「ひたいタイプ」のハゲだけなのです。

抜け毛の先っぽで悪性の円形脱毛かすぐわかる
円形脱毛症は、一般に強いストレスがかかったときなどに発生し、そのストレスがなくなると自然に治る――というのが”常識”とされています。
でも安心はできません。
円形脱毛症の中にも、放っておくと頭全体に次々と広がっていく可能性のあるものがあります。
いわゆる悪性の円形脱毛です。
これを見分けるのが抜け毛の診断です。
顕微鏡で覗けば誰にでもわかるのですが、抜け毛の先(根元)がスパッとハサミで断ち切ったようになっていたら、これは悪性です。
表皮の下の真皮には、毛包(毛のう)や汗腺などがあり、さらにその下の皮下組織には、血管やリンパ管、神経が通っています。
髪の毛の成長にとってもっとも大事なのが毛包で、ここに毛根や毛球が含まれています。
そしてこの毛球と毛乳頭がしっかり結びついているために、毛を引っ張ってもには抜けないようになっています。
ムリに引っ張って抜こうとすると当然、痛みを伴います。
では、ムリに抜かないのに自然に抜け毛が出るというのはどういうことでしょう?
毛母細胞の増殖は、成長、退行、休止、の三段階を繰り返しています。
成長が止まると毛は毛母細胞を離れて毛包の中を上に移動し(退行期)、抜けていきます(休止期)。
続けて新しい成長期が始まりますが、この三段階を総称して毛周期(毛の周期、毛の一生)と呼んでいます。
成長の止まった古い毛が抜けてくれないと、新しい毛が成長しないのです。
「じゃあ、その毛周期が一致したら、頭の毛はいちどにゴッソリと抜けてしまうのではありませんか?」と、疑問になります。
しかし、この毛周期は、毛の一本(毛包の一個一個)によってバラバラなのです。
すなわち、抜ける場があれば生える髪もある。
そのため、私たちの髪の毛の総量はほぼ一定して増減があり生せん。
人間の毛髪は、総数が10~15万本あると言われています。
頭皮一センチ四方の中にだいたい一五〇本、という勘定です。
そして自然に脱毛していくのが1日に七〇~八〇本です。
ところが円形脱毛症になるとこのバランスが崩れ、隣り合った毛包同士で一度に成長が止まり、退行、休止期に入っしまいます。
この場合、抜け毛に毛根をついているものと、前述のようにハサミでスパッと切ったようなものと二種類が発生します。
この後者の場合は、毛母細胞自体に異常が発生し、もはや新しい毛が生産できない状態にあることを示します。
悪性なのです。
総ハゲにつながる可能性が大きいのです。
このように、いわゆる10円ハゲ(円形脱毛)は、抜け毛の先っぽを見ることによって判断できるのです。

円形脱毛に悩む女性にいつも言うアドバイス
女性の円形脱毛症の場合はとくに、男性よりもストレスが強く、強度の瘀血状態に入っていると想像できないでしょうか。
なぜなら女性特有のホルモンで、第2次性徴として髪の毛がフサフサとたわわに伸びるのが当たり前だからです。
ところで、円形脱毛症の方の頭皮を見ると、こちらもやはりその部分だけポッカリと赤茶けています。
なんらかの理由で、その部分に集中して血液の滞留が起こったと考えられます。
放っておくと、赤茶けた部分がどんどん周囲に広がってしまいます。
だから円形脱毛に気付いたら、即刻、回復の手を打つことが必要です。
マッサージによってまずうぶ毛が生えます。
そのうぶ毛が白髪に変わります。
たいていの人はそこでガッカリします。
「ああ、やっぱりダメか……」と。
でもこの白髪は回復過程なのです。
だからあきらめてはいけません。
白髪のあとから、今度は細い髪の毛が生えてきます。
なんとなく栄養不足で弱々しく見えますが、この細い髪が生えてくるようになったらもう大丈夫です。
あとは一気に、元の黒々とした髪の毛が戻ってくるでしょう。

 

この記事を書いた人
狭山清美

毛髪診断士、管理栄養士、フードコーディネーター
1984年生まれ。さいたま市出身。2児の母。
大妻女子大学管理栄養士専攻コースを卒業後、管理栄養士資格を取得。
健康食といわれる和食の利点を活かしつつ毛髪効果のある「和料理」を提唱する。趣味はマンガ(ワンピース)。

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