髪にやさしい生活習慣に切り替える

◎髪にやさしい生活習慣に切り替える
●十分な睡眠で体内リズムを正常にする
一度生えたことがある髪は、かならずまた生えると考えて下さい。
何らかの理由で起きた異常脱毛は生えるべき場所、毛根の育つ場所があるかぎり、髪が生える可能性があります。
髪は、髪の生える条件を整えてやりさえすればまたよみがえります。
そこで大切なことは、「髪のダメージは、身体からのメッセージ」ととらえることです。
そのメッセージをきちんと受け止め、ひとつずつクリアしていくことです。
最初は、正しい体内リズムの復活と確保です。
人間の身体は、不規則で無謀な生活をすると、さまざまな不調を訴えるようになります。
たとえ病気にならなかったとしても、食欲がなくなったり、元気が湧いてこなかったり、気持ちのよい睡眠が得られなくなったり、不調のあらわれ方は人によってそれぞれです。
そうした不調の原因は、身体が持っている本来のリズムに反する行動と考えられます。
身体が持っている本来のリズム、それが体内リズムです。
現代生活は、その体内リズムを狂わせる要素に囲まれています。
そうした環境のなかで健康を維持していくために、そして育毛に有利な条件をつくるために最も身近で有効な方法が睡眠です。
睡眠は心と身体のリズムの修復タイムであると同時に、自律神経のバランスを正常にする時間でもあります。
つまり、毛髪の修復タイムなのです。
眠りは、浅い睡眠(レム睡眠)、入眠、深い睡眠 (ノンレム睡眠)の順でつづきます。
深い眠りを十分に確保し、浅い眠りから目覚めにスムーズに移行することが理想の睡眠です。
深い眠りと浅い眠りのリズムは約90分ごとですから、3時間で1サイクルになります。
8時間睡眠がよいとよくいわれますが、睡眠サイクルの終了したときが心地よい目覚めですから、心地よく目覚めるための睡眠は6時間あればよいことになります。
逆に、9時間以上の長い睡眠は、浅い眠りや中途半端に目覚めた状態がつづくことになり、質のよい眠りとはいえません。
人間の身体は、午前0時から4時までが眠りに入りやすい状態です。
なかでも最も眠りが深くなるのが午前0時から2時までです。
私たちが眠りに入ると交感神経優位から副交感神経優位の状態になります。
この時間帯は血圧も下がりますが、副交感神経の働きで血流量が最大になり、脳への工ネルギー補給をおこないます。
しかし、1時間ずらして午前1時に眠りに入ると、脳の疲れが完全には取れず、翌日は頭と身体が重く、体温の低下をもたらしてしまいます。
育毛のための睡眠を得るために遅くとも午後10時前には床に入り、午後11時前には消灯する習慣をつけるようにしましょう。
なかなか改まらない人は、季節にもよりますが朝6時か6時半頃の一定時間にタイマーをセットし、昼間の明るさになるように点灯することを考えましょう。
また、寝るときに厚いカーテンで部屋を暗くせず、レースのカーテンで寝るようにすることもよいでしょう。
こうすると、日の出の陽光が部屋に差し込み、理想的な時間に目覚めることができます。
最初のうち、夜型生活に慣れた人は少し苦労するかもしれませんが、良質の睡眠を確保し、体内リズムを本来のリズムにもどすようにしてください。

●タバコは百害あって一利なし。禁煙を実行する
タバコの有害性が広く浸透するとともに、禁煙する人が増えています。
WHO(世界保健機関)では、171の加盟国がタバコの供給と消費を規制するため、「タバコ規制枠組み条約」の採択を合意しています。
日本は、路上喫煙の禁止区域や健康増進法の施行にともなう公共の場での全面禁煙など、喫煙に関する規制も強まっています。
タバコのパッケージに喫煙の危険を表示することにもなっています。
「喫煙は非喫煙者より心筋梗塞や脳卒中、肺気腫を悪化させる」、あるいは「妊娠している女性の喫煙が胎児に及ぼす悪影響」などの8種類の表示が指定され、一定期間ごとに2種類ずつ順番に表示されています。
タバコのタールには、ベンツピレンやニトロソアミンなど知られているだけで9種類の発ガン物質が含まれ、フィルターでも半分しか除去できません。
また、タバコの煙には4000種類の化学物質が含まれ、シアン化水素、ベンゼン、エチルベンゼン、トルエン、アセトアルデヒド、ホルムアルデヒド、一酸化炭素、ダイオキシン、ポロニウムといった有害物質も200種類ほど含まれているといわれています。
女性の場合は、子宮頸ガン、子宮頸部異形成の増加が報告されています。
月経不順や不妊も増え、閉経年齢も1~2年早まり、閉経後の骨粗しょう症による骨折も多くなります。
40歳以上の閉経前の乳ガンは、喫煙女性に多くなっているというデータもあります。
男性にも女性にも喫煙は深刻な問題を引き起こしますが、髪の毛にも有害です。
タバコは交感神経を刺激して毛細血管を収縮させ、血流をいちじるしく悪くするからです。
タバコを吸うと、瞬く間に頭皮の温度が約1度も低下します。
皮膚温の低下は血流が悪くなった証拠です。
血流が悪くなると、血液による酸素や栄養の供給が悪くなります。
こうなると内臓の諸器官をはじめ、皮膚や頭皮への酸素や栄養補給が不足します。
栄養分の不足が激しくなると毛母細胞の活動が制限され、育毛が阻害されることになります。
さらに、喫煙は活性酸素を発生させます。
活性酸素は毛母細胞を攻撃してダメージを与えます。
毛母細胞は、いわば「育毛工場」ですから、このダメージも大変なものです。
正常な人であれば、ひとつの毛根から2~3本の髪の毛が出ています。
長年の喫煙者を見ると、ひとつの毛根から1本の髪の毛しか出ていない人も多く、喫煙と脱毛の関連が明らかに読み取れます。
タバコは、喫煙者本人の健康と髪の毛に悪影響を与えるだけではありません。
本人が吸い込む煙の害よりも、タバコの先端から立ち上る副流煙の害のほうが大きいといわれています。
子供への影響も深刻です。
副流煙を吸っている子供は、わずかな量でも、読解力や計算力などの能力が低下することが報告されています。
タバコは化学物質のかたまりです。
「タバコは百害あって一利なし」といっても過言ではありません。
髪と身体全体の健康のためにも、家族や周りの人のためにも禁煙が望ましいところです。

●過度のアルコールは脱毛に結びつく。深酒は絶対に避ける
アルコールは、タバコと並ぶ嗜好品。
適度なアルコールは、ストレス解消効果も期待でき、血行もよくなります。
ストレス解消と血行促進は髪の毛によい影響を与えますが、過度の摂取はマイナスに作用します。
お酒を飲みすぎると、二日酔いになります。
二日酔いの原因は、アルコールの最初の分解で生じるアセトアルデヒドという強い毒性物質です。
このアセトアルデヒドが血液によって体内を循環すると、二日酔いになるのです。
体内に入ったアルコールは、肝臓で酵素によって分解されます。
そこでアセトアルデヒドが生じますが、アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド脱水素酵素に酸化されて無害な酢酸に変えられ、最後には二酸化炭素と水になります。
しかし、日本人にはアセトアルデヒドを分解する酵素を持たない人が多く、50%程度の人が二日酔いになるといわれています。
じつは、このアセトアルデヒドは髪に悪い影響があるのです。
DHT (ジヒドロテストステロン)というタンパク質が毛乳頭や毛母細胞に脱毛の指令を出すことも考えられており、血中のアセトアルデヒドは、男性ホルモンのテストステロンをDHTに変化させるのです。
テストステロンは主に精巣から分泌される男性ホルモンの一種ですが、毛細血管を通って毛乳頭に運ばれます。
毛乳頭に運ばれたテストステロンは、5 α-リダクターゼという酵素の作用でDHTに姿を変えます。
このDHTが毛乳頭や毛母細胞の受容体と結びつくと、抜け毛の指令が出されるというわけです。
また、二日酔いになると顆粒球が増加します。
適量であれば健康に有益なアルコールでも、二日酔いするほどの過度のアルコール摂取は抜け毛を促進するだけです。

●ストレスを解消する癒しの時間を持つ
現代社会では、ストレスを抱えずに生活することは大変にむずかしいことです。
しかも、ストレスは交感神経を優位にし、脱毛の誘引になっていることは確かな事実です。
ストレスを上手に解消することができれば、脱毛の大きな原因がひとつ消えることになります。
そこで、ストレスをうまく解消する方法をいくつか考えてみることにします。

①何でもよいから、楽しいと思える趣味を持つ。
②毎日、2時間程度の癒しの時間を取る。癒しは自分だけの時間を持つことが大切で、そのために何らかのリラクゼーションを生活の一部に取り入れるとよいでしょう。たとえ
ばマッサージ、温泉(リラクゼーションバス)、香り(アロマテラピー)、茶道・茶(ハーブティ)、音楽療法(ボディソニック)、音楽(アルファ波ミュージック)、ダンス、ヒーリンググッズの利用など。
③毎日の入浴を欠かさない。ぬるめのお風呂に腰までつかり、汗が出るまで10~15分くらい入ったら、肩や首、ふくらはぎなどをゆっくりもむ。
④午後8時以降はテレビを見ない。
⑤夜はパソコンやテレビゲームをしない。
⑥家庭に外の仕事は持ち込まない。
⑦朝の散歩を習慣にし、昼は分くらい陽光を浴びるようにする。暑い日も日陰でよいから外に出る。
⑧読書の時間をつくり、仕事には関係のない趣味関係の本を読む。
⑨休日はできる限り外に出て、自然に親しむ
⑩ペットを飼う
⑪仕事中心の生活態度を改め、自分の人生を楽しむ態度にする
⑫時間的余裕があるときには、旅行などで思い切りリラックスする。マイナスイオンを浴びられるような場所に旅行すると一石二鳥になる。

○育毛に結びつく健康な身体づくりを心がける
適度の運動も育毛に効果的です。
過度の運動はストレス解消効果もありますし、細い動脈が拡張して全身の血行がよくなります。
毛乳頭に栄養や酸素を運ぶ毛細血管の血流もよくなり、十分な栄養と酸素を得た毛母細胞の分裂が促されます。
運動不足は、心肺機能の低下を招きます。
その生活が長くつづくと酸素の摂取量が減り、脳に十分な酸素が供給されなくなります。
それが貧血です。
貧血になると、毛母細胞へのの供給も減少しますから、髪に悪い影響を与えることになります。
問題は、適度な運動の適度です。
人間は一人ひとりで体力が違います。
心臓の状態も内臓の状態も、血圧も違えば、既往症の有無も、いまどういう体調にあるかも個人差があります。
そこで、適度な運動、という表現にならざるをえないのですが、だいたい1日30分から1時間程度の運動が適度な運動といえるようです。
そして、朝のウォーキングでまかなえますし、それほど大きな負荷になることもありません。

●無理なダイエットは絶対にしない
老若男女を問わずダイエットが大流行です。
食事を抜いたり極端な低カロリー食で体重が落ちたりしたとしても、あとが非常に問題です。
そうした不規則な食事をつづけると栄養失調になりますし、ダイエットをやめたあと、身体はかえってカロリーを蓄えようとして逆に太ることになるのです。
いわゆるリバウンドですが、ひどいときは過食症になることも少なくありません。
多くの人が、ダイエットを誤解しています。
ダイエットとは食事を制限することではありません。
ダイエットとはカロリー制限のことで、それも肥満の人が高カロリー食を低カロリー食にすることが本当のダイエットなのです。
若い人はそうでもないかもしれませんが、40代以上の方が無理なダイエットをすると、まずほとんどの人が異常脱毛を起こします。
この場合の脱毛はひどい脱毛で、あっという間に頭頂部から全頭髪を失うケースすらあります。
無理なダイエット、間違ったダイエットによる抜け毛でも、食事を摂って栄養さえ回復すればすぐに治るように思われるかもしれません。
しかし、回復は大変にむずかしいのです。
無理なダイエットから招いた栄養失調状態は、ミネラルの欠乏やホルモン分泌の異常に陥っています。
そこから回復することも、豊かな髪を取りもどすことも非常にむずかしいといえます。
たとえ回復したとしても、細くて弱々しく、コシもツヤも力もない毛髪であるケースが多いのです。
無理なダイエットには、もうひとつの危険が潜んでいます。
無理なダイエットをつづけていると、自律神経のバランスが崩れてきます。
その結果として免疫の狂いを招き、顆粒球が増殖して毛母細胞が攻撃されます。
ここから脱毛が進行してしまいます。
身体はいつも良質のタンパク質と糖質、脂肪、ミネラル、ビタミンなどを必要としています。
興味本位やただの流行で食事を抜き、身体の栄養バランスを崩したり、自律神経を狂わせるような間違ったダイエットは絶対にしないことです。
誤ったダイエットからの脱毛は、まず入院して医師の手当てを受け、健康が回復してから育毛の手当てをすることをおすすめします。
その場合も、回復には予想以上の時間がかかることを覚悟しなければなりません。

●便秘を解消する。
スムーズな通便は、健康な身体のために大変に重要です。
しかし、女性にはとくに便秘に悩んでいる人が少なくありません。
肌のトラブルを抱えている人は、胃腸の調子の悪い場合が多くあります。
とくにひどい便秘でときにひどい下痢をする人は、肌ツヤも悪いものです。
便秘がつづくと腸内で悪玉菌が繁殖し、異常腐敗が進行します。
その結果、吹き出物や肌荒れが出やすくなるのです。
髪の毛は皮膚の仲間ですから、肌の状態が悪い人は髪の毛にも何らかの悪い影響を受けていると考えるのが妥当です。
便秘を解消するために便秘薬を使う方もいますが、これは強制的な方法で感心できません。
以下に便秘解消の自然療法を紹介しますので、試してみてはいかがでしょうか。

①前日のうちにコンブ水をつくっておき、朝食前に飲む。コップ一杯のミネラルウォーターのなかに、板状チューインガムの大きさに切った1~2枚の乾燥コンブを入れます。
夜のうちにそのまま冷蔵庫に入れておけば、翌朝にはコンブ水ができ上がっています。
②きちんと3食を摂り、暴飲暴食をしない。食事は腹八分目にとどめる。
③動物性タンパク質(とくに肉食)を控え、食物繊維の多い野菜を多く摂る。
④パン食より、米食を主食にする。
⑤発酵食品を毎日食べる。
⑥毎朝20~30分の散歩をするなど、軽い運動を心がける。
⑦夜更かしをせず、早寝早起きの生活リズムを習慣にする。
⑧喫煙しない。
⑨アルカリ性食品を多く摂るようにする。特にクエン酸(お酢)の摂取を心がける。
⑩毎日の入浴を習慣にし、胸のあたりまで15分くらいゆっくり浸かる半身浴をする。

腸の環境は、私たちの健康な身体づくりの基本、健やかな髪づくりの基本です。
いつもの便秘だからとそのまま放置せず、ここに挙げたようなことを日ごろから心がけ、便秘を早く解消するようにしたいものです。

◎育毛のための頭皮環境を整える
●髪の毛にダメージを与えない正しい洗髪法に改める
育毛のための頭皮環境というと、誰でもまず洗髪を思い浮かべます。
「抜け毛が多いから、あまり髪を洗わない」という人は、自分で抜け毛・薄毛の原因をつくっています。
あまり洗髪しないと皮脂が過剰になり、頭皮環境が悪化するからです。
汗をかいたりした時や、分泌物の多い人は毎夜のシャンプーが大切です。
シャンプーでは良質のシャンプーを使うことが育毛の大前提になりますが、いろいろと間違ったシャンプーをしている人もいます。
そこで、次に正しい洗髪法を紹介します。
シャンプー前には軽くブラッシングしてから、お湯で十分にすすぎます。
3~4回もお湯ですすげば、髪の毛に付着しているかなりの汚れを落とすことができます。
シャンプー液は、頭皮に直接つけないようにします。
手に取って泡立ててから、髪につけるようにしてください。
頭皮はこするようにせず、もみこむようにします。
洗い方の注意は、髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うことです。
手のひらで頭全体に円を描くようにし、指の腹を使ってやさしくマッサージするようにします。
爪を使うと頭皮に傷をつけることになりますし、濡れた髪の毛は非常にデリケートです。
乱暴に引ったりこすったりすると、意外なダメージを与えることになります。
こうしてシャンプーすれば、毛穴や表皮についた汚れ、老廃物、フケなどがすべて洗い落とせます。
そのあとはすすぎですが、すすぎ残しで毛穴にシャンプー液が残らないように、すすぎは十分におこなってください。
シャンプー液も、使いすぎないことです。
シャンプーだからと、ほとんどの人は使用量が多くなる傾向があります。
毎日のようにシャンプーする人は、軽く泡立つ程度の量で十分です。
脂性の人は多少多めに使うことになりますが、泡が立てばよいのですから、使いすぎは厳禁です。
この洗髪方法は良質のシャンプーでおこなわなければなりません。
合成界面活性剤入りのシャンプーや石鹸シャンプーでこの洗髪法をおこなうと、かえって頭皮を荒らすことになります。
くれぐれも注意していただきたいと思います。

●枕は定期的に洗うか、新品に取り替える
育毛のための頭皮環境では、ほとんど指摘されない重要なポイントがあります。
じつは、抜け毛と枕とは切っても切れない関係にあるのです。
枕をいつ洗ったでしょうか?
買ってから一度も洗ったことがない人がほとんどでしょうし、なかには「枕を洗う必要があるのか?」と思われた人もいるでしょう。
では、枕を日に干したことはあるでしょうか。
これもいないのではないでしょうか。
枕カバーを洗うことはあっても、枕そのものを洗濯する人は少ないはずです。
頭皮には、頭部常在菌である真菌(しんきん)や白癬(はくせん)菌、表皮ブドウ球菌などがついています。
枕を使うと、汗や皮脂と一緒にこれら常在菌が枕カバーに付着します。
同じ枕を使いつづけると、これらをダニなどが食べて繁殖したり、枕のなかでカビが繁殖したりします。
枕を洗濯せずに不潔にしていたり、日光消毒しないでいることは、こうしたカビの発生を助長することになります。
低体温や夜型生活、ストレスの多い仕事、いつも緊張を強いられる生活をつづけたり、病気や薬の副作用、化学物質にさらされつづけると、自己免疫力の低下などにより、枕についた頭部常在菌に頭皮や身体が負け、毛根への進入を許してしまいます。
進入した菌が増殖すると顆粒球が増殖し、活性酸素を出して毛母細胞まで破壊してしまいます。
頭皮の清潔を考えることは大切ですが、枕が不潔では効果も半減します。
ですから、枕をこまめに洗うこと、それに枕カバーを清潔に保つことは非常に重要なことです。
枕の材質によっては洗濯に適さないものもありますから、そうした枕は定期的に新品に取り替えるようにしたいものです。
枕は、育毛の盲点です。
指摘する人はほとんどいませんが、清潔な枕カバーと枕は育毛での重要なポイントになります。
ここに注意するかしないで育毛に大きな差が生まれますし、円形脱毛症や多発性脱毛症の方はとくに忘れてはいけないポイントです。

円形脱毛症や、多発性脱毛症になってしまっていましたら、毎夜の洗髪はもちろんのこと、帽子やヘルメット、ブラシやクシ、ウィッグの内側の殺菌や手指を絶えず清潔にする事が必要です。
また、皮膚科医の診断を受け、抗真菌薬の投与等も考慮に入れ、自己免疫力低下の影響を考えてください。

○育毛につながる栄養の摂り方にする
●髪のもとになる良質のタンパク質を摂る
育毛につながる食生活の第一は、良質のタンパク質の摂取です。
理由は、髪の主原料が18種類のアミノ酸からつくられるタンパク質だからです。
食材に含まれているタンパク質が体内でアミノ酸に分解されてから吸収され、毛母細胞に運ばれて再びタンパク質に合成されて髪になります。
ですから、育毛では、髪のもとになる良質のタンパク質を摂ることは絶対に不可欠です。
また、髪は睡眠中につくられます。
夕食に取ったタンパク質のうち、寝るまでに使ったアミノ酸を除いたものが、髪の毛のために使われます。
したがって、とくに夕食では良質のタンパク質を摂るように心がけることが大切です。
しかし、タンパク質を摂るにしても、牛肉などの動物性タンパク質はカロリーが高いという難点があります。
さらに、動物性脂肪が血液をドロドロにして毛乳頭への栄養や酸素の供給を減らし、育毛に悪い影響を与える恐れがあります。
顆粒球(かりゅうきゅう)を増やして脱毛を促進することにもつながります。
良質のタンパク質を摂ろうとすれば、動物性より植物性のほうが数段すぐれています。
そのため、できるだけ豆腐や納豆などの大豆製品から植物性タンパク質を摂るようにしたいものです。
動物性タンパク質を摂るのであれば、魚介類などから摂るようにしてください。
魚の白身は貴重な動物性タンパク源ですし、タウリンなどの多いアサリ、ホタテ、カキなどの貝類も貴重なタンパク源です。
また小魚や白魚、ジャコなどには良質のアミノ酸が含まれているうえ、アサリやシジミなどには鉄分も豊富です。
魚介類以外にも、鶏のササミなら良質のタンパク質が摂れます。
しかも、ササミのような筋肉の部分には合成の成長ホルモン剤や抗生物質も蓄積されていませんから、健康面への不安もなくなります。

●オメガ3系の不飽和脂肪酸(植物性脂肪)を多く摂る
脂肪は、私たちの身体を維持していくためになくてはならない栄養素のひとつです。
脂肪には、動物性と植物性の2種類があります。
動物性脂肪の多くは飽和脂肪酸で、ラードのような固形状です。
植物性脂肪の多くは不飽和脂肪酸で、液状です。
頭頂部が薄くなったり、ハゲたりする男性型脱毛は、飽和脂肪酸(動物性脂肪)の過剰摂取が大きな原因と考えられます。
とくに牛肉や乳製品の脂肪がよくありません。
脂肪を摂取するにしても、頭髪や全身の健康のためには不飽和脂肪酸を摂ることが重要になってきます。
ただし、植物油であれば何でもよいというわけではありません。
不飽和脂肪酸にはオメガ3系 (αーリノレン酸、DHA、EPAなど)と、オメガ6系(リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸)の2種類がありました。
これらの不飽和脂脂肪酸は体内で合成できないか、合成されにくい必須脂肪酸です。
オメガ6系のリノール酸にコレステロール値を下げる効果のあることが分かっています。
同時に、血管を拡張する働きもあり、この2つの作用で血液の流れをよくします。
そのため、リノール酸は動脈硬化の予防と治療に活用されるようになったのですが、過剰摂取は善玉コレステロール (HDL)まで減少させることが判明しています。
さらに、イライラをつのらせ、攻撃性を高めて睡眠障害を起こすともいわれています。
オメガ6系のリノール酸は、紅花油、サフラワー油、綿実油、大豆油、コーン油、ひまわり油などに多く含まれています。
したがって、植物油といっても、こうした植物油の摂取に傾くことは危険があります。
リノレン酸には、オメガ3系のαーリノレン酸とオメガ6系のγーリノレン酸があります。
αーリノレン酸は血液中のコレステロールと結びつき、胆汁となって排出されます。
コレステロールを除去して血液の凝固を防ぎ、血液中の中性脂肪を減らすことにつながります。
αーリノレン酸は人間の体内では合成できませんが、γーリノレン酸は体内でリノール酸から合成されます。
したがって、αーリノレン酸は食品から摂るしか方法はありません。
αーリノレン酸が豊富な植物油は、えごま油やシソ油、それに菜種油、亜麻仁油などです。
植物油だからと安心せず、オメガ3系とオメガ6系の摂取バランスが大切です。
オメガ3系とオメガ6系の比率は4対1が理想とされ、とくにオメガ6系が過剰摂取にならない配慮が重要です。
脂漏性脱毛症の隠れた原因に、酸化した油や科学物質を添加したものがあります。
これらは皮下脂肪や体内脂肪に蓄積しやすく、そして排泄が脂肪中に入っているためできません。
そうしたものが毛穴の中の皮脂腺やアポクリン腺から毛穴の中へ出て来ますと、脂漏性脱毛の要因となります。
また、魚介類(カキやシジミ、アサリ、ホタテ、イカ、タコ、エビ、イワシやサバなどの青魚)や海藻類にも不飽和脂肪酸(DHAやEPA) が多く含まれています。
とくにイワシは、生で食べることをおすすめします。

●ビタミンやミネラルが豊富な緑黄色野菜類を摂る
緑黄色野菜に多く含まれているビタミンやミネラルは、他の栄養素の潤滑油となって働き、身体の調子を整える重要な役割を持っています。
また、野菜には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は腸のぜん動運動をうながして便秘を解消し、コレステロールや中性脂肪といった血液をドロドロにする原因を取り除いてくれます。
この効果は無視できません。
毛乳頭に栄養や酸素を運ぶ毛細血管の血液がスムーズになり、毛母細胞の細胞分裂を活発にしてくれます。
また、動脈硬化をはじめとするさまざまな生活習慣病の予防と改善にも効果を発揮してくれます。
このほか緑黄色野菜には、カロチンが豊富です。
カロチンは抗酸化物質の代表で、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれるほか、脂質の酸化を防ぎ、活性酸素を消去してくれます。
緑黄色野菜には、ビタミンCやビタミンB群、カリウム、カルシウム、鉄分なども含まれています。
これらの成分が私たちの生理機能を活性化し、毒素を取り除いてくれます。
大人1人当たりの1日の必要量は、淡色野菜200グラム、緑黄色野菜100グラムです。
低体温の人は当然として、低体温でない人も、これらの野菜を温めて摂るようにしたいものです。
スープや味噌汁の具にするなど摂取法を工夫して、なるべく多く摂るように心がけましょう。
野菜の摂り方として、夏には夏の野菜、冬には冬の旬の野菜を食べることが大切です。
とくに冬野菜である根菜類は鉄分やデンプン質のものが多く、大根や白菜、ネギ、タマネギなどは身体を暖めてくれます。
その土地で取れたものを食べることが基本です。
無農薬野菜を摂るようにしてください。

●ゴマは栄養の宝庫であるうえ、髪にもよい
ゴマは豊富な栄養を含む自然食品で、髪にもよい効果をもたらします。
たとえばゴマ25グラム (大さじに山盛り2杯分)には、鉄分がほうれん草65グラム分、カルシウムが牛乳1.5本分、ビタミンが胚芽米240グラム分、食物繊維はピーマン140グラム分も含まれています。
さらに、ゴマにはビタミンEも豊富です。
ビタミンCと並び、ビタミンEは抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素を消去する働きがあります。
また、血管の若さを保って動脈硬化を防ぎ、老化を遅らせる効果があります。
さらに、ビタミンEとリノール酸が協力し合うと、血管壁にたまったコレステロールを除去する働きがあり、高血圧や脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果もあります。
血液のスムーズな流れがとどこおると頭皮にも栄養がいきわたりにくくなりますから、この効果は髪の健康のためにも理想的です。
また、黒ゴマの黒い色素は、毛髪の色素であるメラニンの形成を促進します。
白髪を黒くしたり、髪のツヤを増す効果も期待されます。
ゴマは栄養の宝庫です。
髪の健康ばかりでなく、身体の健康にも有用な自然食品です。
調理しなくても、料理やご飯に振りかけて食べられますので、毎日摂るように心がけてください。

●低体温を改善する食事を励行する
体調がすぐれないとき、まず体温を測られると思います。
体温と自律神経は密接な関係にあり、そこから抜け毛と関連も生まれてきます。
交感神経が優位になっていると低体温になり、頭皮温度も低温化します。
夜型生活を改め、ストレス解消法をおこなっていくと、交感神経を抑えるべきときには抑えられ、副交感神経を優位にすることができるようになります。
その結果、体温が上昇し、頭皮温度も上昇する期待が持てます。
低体温の人は、食事にも気を使っていただきたいと思います。
低体温の人は、できるだけ意識して火を通したものを食べるようにしてください。
エネルギーになる糖質のなかでは米が最も理想的で、イモ類、豆類もおすすめです。
朝食では、とくに消化がよくて温まる雑炊やお粥をおすすめします。
これにジャコや小魚、海苔を添えると、糖質とタンパク質とミネラルがしっかり補給されて完璧な朝食です。
昼食はどうしても外食や簡単なものになりがちですが、栄養バランスを考えた手作りがベストです。
夕食も、お米がベストです。
温かいご飯に、おかずから良質のタンパク質を摂るようにしてください。
食事のときに野菜を食べるのはよいことですが、低体温の人は生で食べないことです。
野菜はスープの具にするなど温かい状態で食べるようにすることが大事です。
こうした食事を励行していると、まず体温が上がります。
また、夏冬にかかわらず、冷たい飲み物や食べ物は避けることです。
水は避け、基本的に水以下の冷たい飲み物は飲まないようにしましょう。
身体を冷やすオレンジやグレープフルーツはやめて、国内産のミカンやリンゴを食べるようにしてください。
食事とは関係ありませんが、夏は冷房に当たり過ぎないようにし、暑いからといって極度の薄着は避けることも大切です。
女性は、ミニスカートは避けたほうが賢明です。

◎手軽な工夫で発毛ハワーを引き出す
●育毛プロセスでウイッグや保温キャップを上手に使う
髪の毛は、頭皮の保温の役目も果たしています。
抜け毛・薄毛の人は頭皮温度の低い人が多いのに、抜け毛が進むといままで以上に頭皮温度が下がりやすくなります。
頭皮温度が下がったままの状態だと、育毛効果がなかなか上がらないばかりか、状況が悪くなることが少なくありません。
とくに冬季には頭皮の保温に十分な留意が必要です。
頭皮保温のために活用を考えたいのが、ウィッグです。
ウィッグを選ぶ場合は、ムレたり締めつけたりしないもの、貼り付けないもの、塩化ビニール製ではない上質の育毛用ウィッグを選びたいものです。
ムレるものは皮膚の活性化を妨げますし、締めつけるものは頭皮の血行を阻害するからです。
また、貼り付けるものは、はずすときに大切な髪の毛を抜いてしまいます。
頭の形は十人十色です。
その人の頭の形を正確に測り、ぴったりフィットするようなものが理想です。
もちろん、残っている毛やデリケートな頭皮を傷めることなく、育毛が完了するまで使用できる機能性も必要です。
最も重要な夜間の保温には、保温キャップをかぶるのが効果的です。
ウィッグ同様、こちらもムレたり締めつけたりしないものを選んでください。
遠赤外線効果のあるキャップなら理想的です。
ウィッグは、毎日洗うようなものではありません。
そこでいろいろな雑菌が繁殖しやすくなります。
ウイッグを選ぶときは、除菌消臭剤の使用も考えてください。
化学物質の入っていない除菌消臭剤が理想で、こうした細かい心遣いが育毛を左右するのです。

●有機ゲルマニウムを活用する
血液は身体の各器官に酸素や栄養分を送り込み、体内を活性化させる重要な役割を持っています。
ですから、身体の組織を活性化させるために、血液が十分にいきわたるかどうかが大きな問題になってきます。
髪の毛になんらかのトラブルが起きている状況は、どこかで血液の滞りが発生したために育毛に必要な栄養が不足している、ということなのです。
有機ゲルマニウムには、酸素をすばやく効率的に体内に取り込み、身体の各組織にいきわたらせて新陳代謝を活発にする働きがあります。
ゲルマニウムはミネラルの一種で、薬品ではありません。
現在、造血作用、酸素吸収作用、脱脂作用、神経緩和作用の4つの有益な作用が認められています。
この4つの作用が私たちの身体の活性化に大きな働きをもたらします。
ゲルマニウム温浴やゲルマニウムブレスレット等、ゲルマニウムグッズが話題になっています。
酸化ゲルマニウム(GeO)と有機ゲルマニウムは同じゲルマニウムと名前はついていますが、人間の身体に有益な作用をするのは有機ゲルマニウムです。
温浴ほか有機ゲルマニウムが有益な作用をするとしても、その使い方や濃度により専門的な知識が必要ですので注意してください。
薬品ではないのに、いかにもの効果効能を言っている物がありますが、こうした表現は薬事法に違反するものです。
プレスレットで病気が治るなどはありえません。
温浴などの方法で新陳代謝を高めることで身体の老廃物を出し身体の活性を良くすることを目的とするべきでしょう。
有機ゲルマニウムは42℃前後くらいが一番その働きが良いとされています。
しかし、身体に良いからと、濃度の濃い温浴にすれば、その脱脂作用の強さにより脂肪を取り過ぎることも考えられます。
信頼のおける所で行なうことが大切です。

●高輝度LEDやレーザー光で細胞代謝を促進し、育毛効果を上げる
レーザー光を用いた育毛システムも、有効です。
レーザー光の研究は目覚しく進展しました。
傷跡を残さずにシミやソバカスやアザを取る美容手術、金属メスの代わりにレーザーメスを使う医療手術など、さまざまな現場で活用されています。
これらのレーザーは、光を多く集めることによって強力な熱エネルギーを利用します。
使用には専門的で高度な技術が求められるため、医師が取り扱います。
熱エネルギーを出さない光エネルギーだけのレーザーも開発されていてソフトレーザーと呼ばれています。
ソフトレーザーの代表が、半導体レーザーやヘリウムネオンガスレーザーです。ソフトレーザーは大きな破壊力を持たない代わりに、滞った細胞代謝を刺激し、細胞を活性化に
導くと考えられています。
その特性を利用し、育毛用に特別に開発されたソフ トレーザーも登場しています。
このソフトレーザーの鮮やかな赤色光線には、次のような あるとされています。

①代謝と血液循環を促進する
②タンパク質合成の速度を速める
③酵素を活性化させる。

こうした作用が皮膚を活性化し、頭皮の弾力性と保湿性を復活させます。
さらに、血行を促進させ、育毛に大きな効果が期待されるのです。

●副交感神経を優位に保つグッズを活用する
夜更かしや極度のストレスによって交感神経が優位になると、顆粒球(かりゅうきゅう)が増殖します。
その顆粒球が皮膚の上皮にまで押しよせ、上皮組織や腺組織、さらには毛母細胞まで破壊します。
神経性脱毛症がその最たる脱毛症ですが、ひこう性脱毛症、脂漏性脱毛症、細菌性脱毛症、代謝異常性脱毛症などでも、顆粒球の増殖が複合して脱毛を進行させるケースは
少なくありません。
問題は、交感神経が優位になることをどう抑えるかです。
交感神経と副交感神経はシーソーのような関係にありますから、交感神経優位の状況を変えるには、副交感神経を刺激し、活性化することが最も効果的な方法になります。
副交感神経を優位にするため、昼間の時間の活用も考えたいものです。
仕事中や勉強中は、交感神経優位でないとはかどりません。
しかし、昼間のわずかな時間でも交感神経を抑え、副交感神経を優位に保つグッズの活用も有効です。
食後や休憩時にそうしたグッズを使って副交感神経を働かせ、副交感神経優位の状態をつくり出したいものです。
もちろん、副交感神経を優位にするグッズを就寝時に使うことも効果的です。
就寝時にこうしたグッズを使って副交感神経優位の状態になると、非常にリラックスして安眠できるようになります。
髪の毛ばかりか、身体のホルモンバランスの調整、免疫力の正常化など、さまざまなメリットも期待されます。

●育毛にプラス効果をもたらすサプリメントの摂取も考える
いろいろなサプリメント(健康補助食品)が登場していますが、育毛にも効果が期待できるサプリメントの摂取も有効なアイデアになります。
ここで考えたいサプリメントは、抗酸化作用と血流促進作用を持つものです。
わかりやすい言葉を使うと「血液サラサラ効果のある補助食品」になります。
毛乳頭に酸素や栄養を供給するのは毛細血管です。
その毛細血管が詰まったり、血流が悪くなっていたりしたらどうでしょう。
いくら生活リズムを見直し、食生活を改善しても、酸素や栄養が十分に届かないのですから育毛環境はなかなか改善されません。
毛細血管を詰まらせたり、血流を悪くする元凶が活性酸素です。
活性酸素は細胞膜を攻撃し、過酸化脂質をつくります。
その過酸化脂質が血液に入ると血液がドロドロになって血流が悪くなり、最悪のケースでは血管を詰まらせてしまうのです。
活性酸素を無害化する作用が抗酸化作用です。
抗酸化作用を持つサプリメントを摂取すれば活性酸素が除去され、ドロドロの血液がサラサラになります。
サラサラ血液になれば血流が促進され、育毛に必要な酸素や栄養が十分に毛乳頭に運ばれ、スムーズな育毛が可能になります。
もう一つ、アミノ酸類のサプリメント摂取も有効でしょう。
育毛のために、食生活を改善して良質のタンパク質を摂ることは重要です。
ただし、普通の食生活では、日常生活に必要なタンパク質しか摂れないことも考えられます。
それでは髪の毛の原料になるアミノ酸が不足し、育毛が期待通りに進まない恐れもあります。
サプリメントからアミノ酸類がプラス摂取されれば、頭皮に回るアミノ酸類も増え、髪の毛の原料も増えることになります。
しかも、食品などのタンパク質は一度アミノ酸にまで分解されないと吸収されませんが、サプリメントのアミノ酸類はそのまますばやく吸収され、それだけ早く効果が期待できることになります。

●効果のある安全な育毛剤を活用する
育毛剤は発毛剤とは考えずに、頭皮の育毛環境を整えるものと考えましょう。
万人に効果のある発毛剤は、残念ながらありません。
その理由は脱毛の原因が頭皮だけにあるのではないからです。
西洋医学的な考えだと脱毛した部分だけに原因があるということになってしまいますが、その考えから発毛剤をつくると、根本原因を見逃しているため、副作用を引き起こす恐れが出てきます。
身体に害のない育毛剤は頭皮の正常な働きを助けたり、頭部常在菌のバランスを整え、生理活性を高めるものがよいでしょう。
植物抽出エキスやその他の頭皮の状態により適したものを使用しましょう。
添加物として合成香料、合成着色料、そしてパラベンや防腐剤の入っていないものがやはり安心です。

育毛には小さな努力と注意がいかに大切かがおわかりになったと思います。
しかし、そうした努力と注意は日常生活の改善で十分に実践できるものです。
育毛・発毛サロンや専門家にすべて任せておけば回復するとか、育毛剤や発毛促進剤をただ塗布すれば髪が生えて来るということは、まず考えられません。
心と身体の健康が頭髪の健康です。
心と身体の健康がない髪の毛の健康はありえないのです。
努力と注意をおこなっていただければ、心と身体の健康、それに髪の健康と育毛効果が得られるはずです。
育毛ヘアケアは、一生を通して行なっていくものです。
脱毛や薄毛の悩みは、人にはなかなかいえない悩みです。
気にしていないように装っても、心のなかでは気になっています。
また、抜け毛や薄毛といった髪のトラブルに遭遇していない人も、不健康な食生活や生活習慣をつづけていると、いずれ脱毛症に見舞われる大きな危険があります。
そうした方々も、抜け毛や薄毛の危険を回避されるとともに、健康にすごしてください。

この記事を書いた人
狭山清美

毛髪診断士、管理栄養士、フードコーディネーター
1984年生まれ。さいたま市出身。2児の母。
大妻女子大学管理栄養士専攻コースを卒業後、管理栄養士資格を取得。
健康食といわれる和食の利点を活かしつつ毛髪効果のある「和料理」を提唱する。趣味はマンガ(ワンピース)。

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